このページの内容
  1. HSKの級ごとの単語数
  2. 各級で実際の中国語をどれだけカバーできるか
  3. この割合が意味すること
  4. 漢字は単語より多くをカバーする
  5. どの単語から覚えるか
  6. Hanzi By Heartのサポート
  7. 質問と回答
  8. 出典

結論 HSKの目標ははっきりしています。1級は300語、3級までで1,000語、4級までで2,000語、6級までで5,400語、上級の7~9級は11,000語です。これらの単語の価値は、実際の中国語で見えてきます。映画やドラマの字幕では、HSK 1級の300語が全単語の54.7%、4級までの2,000語が78.8%、6級までの5,400語が86.2%を占めます。ほかの言語の研究では、話を楽に聞き取るには単語の約95%、楽に読むには約98%を知っている必要があるとされます。ですから、HSK 6級のあとも単語の学習は続きます。

HSKの級ごとの単語数

2025年11月に公開されたHSK 3.0の公式試験大綱は、級ごとの単語を定めています。各級は、下の級の単語に新しい単語を加えます。

級新出語累計語数読む漢字(累計)
1300300246
2200500371
35001,000655
41,0002,0001,096
51,6003,6001,527
61,8005,4001,940
7–95,60011,0003,088

級が上がるほど段差は大きくなります。1級は新出語300語ですが、6級だけで1,800語です。これらの数を日数に直す方法は、ガイド各級にかかる時間で紹介しています。

各級で実際の中国語をどれだけカバーできるか

試験の外で各級がどれだけ役に立つかを見るため、HSKの単語がSUBTLEX-CHにどれくらい出てくるかを数えました。このコーパスは、映画とドラマ6,243本の中国語字幕から集めた3,350万語で、日常の話し言葉に近い中国語です。

級累計語数字幕での割合20語中の未知語
130054.7%9
250063.9%7
31,00071.8%6
42,00078.8%4
53,60083.5%3
65,40086.2%3

目立つ点が2つあります。

  • 最初の単語がいちばん大きな役割を果たす: HSK 1級の300語だけで、すでに54.7%をカバーします。2~6級の5,100語を合わせても、加わるのは31.5ポイントです。
  • それでも級ごとに意味がある: 級が上がるたびに、推測しなければならない単語が減ります。会話についていけるか、話の筋を見失うかの差になります。

この集計では、コーパスが区切ったとおりに単語を数えています。人名などの固有名詞は知らない単語として数え、コーパスがHSKリストと違う区切り方をした単語も同じです。こうした単語の多くは、一个(一つ)、看到(見る)、很多(多い)のように、HSKの単語2つを組み合わせたものです。これらも知っている単語として数えると、HSK 6級の割合は最大91.2%まで上がります。

0 %25 %50 %75 %100 %55 %62 %164 %72 %272 %83 %379 %91 %484 %95 %586 %97 %6級単語の割合漢字の割合

この割合が意味すること

この問いの研究のほとんどは、外国語としての英語を対象にしています。Hu & Nation(2000)は、読み手が文章を助けなしで読むには単語の約98%を知っている必要があると報告しました。この研究の参加者は大学生66人で、2023年に学習者104人で行われた追試では、この数字を完全には確認できませんでした。聞き取りについては、van Zeeland & Schmitt(2013)が、単語の約95%を知っていれば学習者はくだけた口語の話をよく理解できたと報告しています。

これらの数字は、厳密な基準ではなく大まかな目安として受け取ってください。それでも、最後の数ポイントがなぜ大事かはわかります。知っている単語が90%なら10語に1語が新しい単語で、少し長い文ごとに1~2語出てくることになります。

漢字は単語より多くをカバーする

HSK 1~6級の単語に使われる1,940字の漢字は、同じ字幕の全漢字の97.0%を占めます。漢字は多くの単語に繰り返し現れるので、単語よりも多くの文字をカバーします。ただし、知っている漢字が知っている単語とは限りません。高手(gāoshǒu、達人)は1級の漢字2字で書きますが、6級の単語です。級ごとの数は、ガイドHSKに必要な漢字の数にまとめています。

どの単語から覚えるか

よく使われる単語から覚えましょう。HSKのリストは頻度にかなり忠実です。字幕で最もよく出てくる1,000語のうち879語が1~6級のリストに入っていて、そのうち528語はすでに1~3級にあります。1~6級の単語のうち、字幕に一度も出てこないのは45語だけです。その多くは扫码(コードを読み取る)、外卖(フードデリバリー)、二维码(QRコード)のような新しい言葉で、コーパスが2010年のものだからです。

HSK 6級のあとも、よく使われる中国語の語彙はまだ続きます。現代中国語の常用語の公式リスト(现代汉语常用词表)は、2008年版で56,008語、第2版で56,790語を収めています。そこから先は、何を読み、何を見るかによって必要な単語が変わるので、自分の関心のある分野の単語を加えていきましょう。

Hanzi By Heartのサポート

Hanzi By Heartには、HSK 3.0の1~6級の全5,400語が収録されていて、毎日どの新出語を学ぶ番か、どの単語を復習する時期かを示します。どの単語も「読む」「聞く」「書く」の3通りで学び、技能ごとに復習のスケジュールが分かれているので、単語をもう一度見るだけでなく、思い出す練習になります。復習がなぜ単語を記憶にとどめるのかは、ガイド間隔反復とは何かで説明しています。

質問と回答

中国語を流暢に話すには単語がいくつ必要ですか? 公式の数字はありません。字幕では、HSK 6級の5,400語が全単語の86.2%をカバーします。ほかの言語の研究では、楽に聞き取るには約95%が必要とされるので、流暢に話す人はHSK 6級のリストよりずっと多くの単語を知っています。

HSK 6級には単語がいくつ必要ですか? HSK 3.0では、下の級も含めて5,400語です。HSK 2.0では5,000語でした。

HSK 4級には単語がいくつ必要ですか? HSK 3.0では2,000語です。映画やドラマの字幕では、これらの単語が全単語の78.8%をカバーします。

中国語の常用語はいくつありますか? 現代中国語の常用語の公式リストは、2008年に56,008語で、そのうち40,351語が2音節語でした。第2版には56,790語あります。

出典